LTVとは、Life Time Valueの略で、顧客生涯価値と訳されます。
顧客一人（一社）が自社と取引のある間に、自社に対してどれだけ利益をもたらすかを表す指標です。
LTVが高いほど、顧客の愛着が強い（ファンになっている）と言えるでしょう。

LTVの計算方法

業種業界によって異なりますが、一例として以下のような計算方法があります。

年間平均顧客単価×収益率×継続年数＝LTV

例えば、月額利用料1,000円で利益率30%のサービスを、3年間利用した場合、『1,000×12×0.3×3＝10,800 』で、LTVは10,800 円となります。

LTVを高めるには

LTVを高めるには主に下記3つの方法があります。

・顧客単価を上げる
一人の顧客が購入する平均単価を上げるためには、セット販売（クロスセル）や、上位の製品販売（アップセル）などの方法がありますが、営業が強すぎると顧客が離れてしまうので注意が必要です。

・購入頻度を高める
商品がなくなる、契約期間が切れる頃に、定期購入・継続購入を勧めることで取引回数を増やします。

・解約率を下げる
長期利用者を優遇するような施策を打つことで、長くサービスを利用してもらい、継続期間を延ばします。